ハト対策



 ハトは「平和の象徴」と思っている人も多く、公園や神社などでエサを与える光景を
    見かけることがあります。
    しかし、ハトは野鳥で病気や寄生虫を持っているといわれており、特に高齢者や
    乳幼児などの抵抗力の弱い人は注意が必要です。


 また、ハトの被害で悩んでいるマンション住民も多くいらっしゃるようです。
    屋外階段がハトのフンで汚れていたり、ベランダの干し物を汚されるばかりか、
    毎日、ビニル袋一杯のフンの掃除に追われていたり、何回も産卵されたりする
    住戸も珍しくないといわれています。


 ハト対策として、ベランダに磁石を始めとした「ハト対策グッズ」を置いても、
    2-3日の効果で、再びハトの被害が続いてしまうことになります。
    そこで、ハトの行動を観察すると、多くのハトは一旦建物の屋上に飛来する
    わけです。
    屋上で羽を休め、「9階のベランダにエサがある」とか「今夜は10階のベランダを
    ネグラにしよう」と決めて行動するようです。
    しかし、産卵をしたハトは、その場所が安心であることを知っているため、直接、
    ベランダに飛来してくる場合もあります。


 一方、ハトは羽を大切にすると言われております。
    羽が少しでも傷つけば、飛べなくなり、命の保証もなくなるため当然のことかも
    知れません。
    ハトは、
              ◎まず、屋上に飛来する。
              ◎羽を大切にする。
    
    これらを、逆に利用することが「ハト対策」になるわけです。           


 ハトは屋上の真ん中に止まるのではなく、ひさしやパラペットの端(ベランダの真上)に
    止まってフンをしたり、次の行く先を見極めているわけです。
    したがって、ひさしやパラペットの端に釣り糸のような羽にあたる物を張ることが、
    「ハト対策」になります。
    こうした対策は、マンション住民が協力して施工することも可能であり、専門の
    施工業者に発注することでも良いでしょう。


 公園や神社でハトにエサを与えると増えすぎるため、全国では許可を得て、年に
    17万羽余りが有害鳥として捕獲・処分されているようです。
    人間がエサを与えなければ、自然の草・木の実・虫類を食べて生きることで、
    産卵回数も減るため数が減少し、被害も低下し、有害鳥として捕獲・処分をすることも
    なくなるわけです。
    ハトにエサを与えることは、微笑ましく、弱者への思いやりとも思われますが、実は
    逆に増えすぎて捕獲・処分されていることが現実で、ハトにとっても私たち人間に
    とっても不幸な結果になっていることを自覚することが大切でしょう。




「釣り糸」の施工法について

ヒサシ部分の端に施工の写真

2m間隔で施工の写真

釣り糸の施工が難しい箇所で、バリアを施工している写真